【第2号】抽象的な世界に踏み込もう

中学生になるとより抽象的な世界に踏み入っていくことになります。

中学になって本格的に始まる英語は日本語とは異質な体系を持つ言語で、はじめは特にとっつきにくいですね。主語の後にいきなり動詞が来るのは変だし、前置詞なんて日本語と順番が逆だし、ああ、めんどくさい。

算数は数学と名前を変え「正負の数」から学習したはずです。こちらも「-500円あげる」といった普段しない言い方を学んだりしました。素直に「500円もらう」といえば済むものを。

こんな日常生活とかけ離れたことを学んで何になる、一体何の役に立つのか? 勉強をしたくない生徒の言い訳の定番の一つです。

では、経験できること、つまり目で見たり手で触れたりできることについての言葉だけで日常生活は送れるでしょうか。答えは、否。送れるにしてもそれはかなり手足を縛られたような窮屈なものになるでしょう。存在しないものについても考えたり、語り合ったりすることで、日常は一気に息を吹き返し、彩りも豊かになるのです。

存在しないものとは、要するに抽象的ということです。そんな身の回りにないものを身につけるには訓練が必要で、自然に手に入れられるものではありません。その訓練を英語や数学を通しておこなっていると考えてもらえればいいでしょう。自然に身につくものではない以上、何度も何度も繰り返していくことが大切です。当然、時間もかかるでしょう。

勉強法に関する言説はたくさんありますが、「反復」を無視したものは眉に唾をつけてかかった方がいいでしょう。

今回は先日、中3生の国語の授業で扱った文章をベースにして書きました。慶應女子の入試問題だったのですが、こういった類の文章を中3で読めるとは、受験生も幸せですね。

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