【第18号】部活で進学?

「部活やってたらね、受験に有利なんだって、顧問の先生が言ってたのよ」

小耳にはさんだ、おそらく中学生を持つお母さんのセリフです。

このお母さんが思っていたのは、部活をまじめにやっていれば、顧問がそれなりの高校を紹介してくれるのではないかという淡い期待。

でも、実際はそうではないようで、「部活で鍛えられた精神力は、受験勉強でも十分活かせるはずだ」という意味だったらしく、ガッカリしていました。

その気持ちは分かりますが、しかし、もし部活ばかりやって、それだけで高校進学が決まるようなことがあった場合、それは本当にいいことなのでしょうか。

たとえば、その部活が野球だとしましょう。中学生までに勉強する習慣などないのですから、おそらく高校に行っても野球漬け。その結果、甲子園に出たりして有名大学から声がかかることもあるでしょう。ドラフトにかかることもあるかもしれません。でも、そんなのはごくわずか…。

そこまでの才能がなく、いよいよ野球をやめるとき、いったい何が残るのでしょう。

おそらく、何も残りません。

かつてジャイアンツで活躍した元木選手は、同じプロでも大卒と高卒とでは、引退後の扱いが全然違うということをやや不平に近いかたちで漏らしていました。大卒の場合は「人脈」というのが残り、引退後の職の面倒をみてくれるのです。

プロで活躍はしなかったけれども、高卒ドラフト1位で近鉄に入団した桧山投手は、福岡でも有数の進学校の出身であり、野球をやめても「中学時代の勉強の経験」が残ったといいます。その経験を活かし、今は司法書士の資格を得、現在は事務所を構えて活躍しています。

「一つのことに夢中になる」というのは美しく聞こえますが、脆さもあわせ持つということは知っておいていいかと思います。

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これら、全て今回のテーマと通底している大事な考え方なのですが、分かったかな?

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